様々なIT資格の基礎となる、「ITパスポート試験」について書きます。
僕自身が、受験するまでの勉強過程を全てをレポートしていきますので、これから受験を目指しているとは、ぜひ参考にしてくだださい。
ITパスポートとは
略して「iパス」とも呼ばれています。
ITに関する知識全般が幅広く出題されます。グローバル化、ITの高度化が加速度的に進む時代ですから、これは専門職向けの資格ではなく、社会人ならジャンルを問わずだれもが有していても良い資格です。
合格率は50%前後を推移しており、国家試験の中では比較的優しい資格だと言えます。ただ、協会ビジネスのように形だけの肩書きとは違い、それなり勉強しないと合格は難しいでしょう。特に学生が受験する場合は、実務的な内容になるとイメージしにくい部分もありますので難しそうです。逆に言うと、就職前からこの資格を持っていることは、就職活動においてもアドバンテージはあると思います。高度なITリテラシーが求められる時代ですので、IT系企業に限らず、事務職や文系出身者でも勉強する価値は十分にあるでしょう。実際に、大手企業や官庁でも、受験を推奨されており、研修やエントリーシートに活用されている場合もあります。
受験に関する公式サイトはこちらですので、詳しくは参考にしてください。
【ITパスポート試験】
IT知識の現状
こんなブログを書いているくらいですので、ITの知識が全くのゼロからスタートというわけでもありません。
ITパスポートの前身とも呼ばれている、初級システムアドミニストレータという資格がかつてありました。17~18年くらい前と思いますが、実はこの試験に合格しています。(もともと脱初心者的な位置づけの試験だった上に、過去の栄光ですので、今やなんの自慢にもなりません。)
時はたち、本業が直接IT業界ではなかったので、しばらくIT関連の勉強からも離れていました。
最近になって、自分のWebコンテンツのリニューアルをしたり、PCを環境をいろいろ整備した入り、またそういったことを他人に教えるような機会も増えてきて、結構自分の知識は時代において行かれてるという実感があったのです。
そして、何よりこのサイトの立ち上げということもあって、改めて勉強をし直すことにしたのです。
そこで、久しぶりに体系的に勉強する必要があると思って調べたところ知ったのがこの、iパスでした。僕の場合は経営者ですので資格を持っていること自体にメリットがあるわけではありません。ただ、漠然と勉強するよりは、自分の弱点を補いながら、現代にあった知識をフラットに身につけることは大変有意義だと感じ、チャンレンジしてみることにします。
意外と、僕のように勉強し直したいというパターンの人は人多いんじゃないかと思います。
ある程度のITリテラシーは誰でも期待される時代になりました。とくに時代に先駆けてPCに触れてきた人は、「IT詳しそうな人」となんとなく回りからあてにされている割に、自己流でなんとかしていたりするので、勉強し直しのメリットは大きいですね。
ITパスポート試験はどうやって勉強するか
多くの企業より、講座も開設されています。(なかなかのお値段!)
基本、僕は独学主義なんですよ。効率が悪いともいわれますが、独学にもメリットがあります。
短期間で合格することが最大の目的であれば、評判の良い講座を受講する方が手っ取り早いでしょう。しかし、独学をすると暗記に偏る勉強では亡く、周辺知識を調べながら副産物として、ITまなびライフのみならず業務全般の広い知識に触れることになります。試験合格という目的だけに着目すれば確かに効率が悪いですが、自分のペースで、知識の輪を広げることができるのはむしろメリットだと思っています。
あとは、iパス受験に限った事ではありませんが、モチベーションの維持というのも勉強に付きものですね。独学の最大の壁は、それかもしれません。
さて、下調べして以下のように進めて行くことに決めました。
- 教科書を1冊決める。
- 一通り読んで、知っていること知らないことを、ざっくり分ける。
- 知らない部分を読み込んで理解する。
- 過去問を実践。
- できないところは教科書に戻って復習。以下、修正と過去問演習を繰り返す。
- 平行して、新しいシラバスの内容もチェック。
読み書きの練習よりも、過去問演習に時間を使います。わかってから解くというより、演習によってわからないところを見つけたら、それを潰していくイメージです。
シラバスが更新されると過去問があてにならない部分もありますので、過去問は新しい方からやることにします。
購入するのは教科書のみです。
また、過去問を含む便利ツールをみつけましたので、それぞれ紹介します。
ITパスポート試験用、教科書の選び方
自力で学習する場合は、教科書選びは重要です。
アマゾンのレビューをみると評判の良い者がいくつかあったのですが、ある程度評価されたものというのは、2,3年前の本だということに気づきました。
頻繁にシラバスが更新されており、この記事を書いている時点で、シラバス6.0が発表されています。
市販されている本は、4.0までを中心に5.0の範囲にも触れているというものが多かったです。そのようなことを考慮すると、評判の善し悪しよりも、とにかく新しいものにするというのは、ひとつの選び方になりそうです。
そこで、僕が選んだのがこちらです。
『ITパスポートの新よくわかる評価書』著・原山麻美子 技術評論社
画像をクリックするとアマゾンのページに飛びます。
特にこだわりが会ったわけではないのですが、最新であると言うことが決め手で選びました。シラバスver.5.0準拠が表紙にも明記されています。
数日後に届き開いてみた感想は、とてもわかりやすく書かれており、買って良かったと思っています。
他の本のレビューでもありましたが、この手の本は表記ミスが多いです。毎年の様に更新する必要があるので改訂版はでません。
公式サイトをチェックすると、さっそく訂正箇所が出ていました。
本の批判をしてもこちらは何も得をしないので、既知の誤植については、さっさと直しておきましょう。
それにしても、なかなかのボリューム。
自分で勉強できるのか・・ちょっと自信がなくなりましたが、なんとかなるでしょう。
独学のための便利ツール
上記に紹介した本では、ところどころで練習問題がでてきますが、9割以上が説明のページです。
あとは、総仕上げ用ということで、模試が1回分あります。
もう1冊くらい過去問問題集を買おうかと思ったのですが、よいサイトをみつけました。
大量の過去問が掲載されていますので、買う必要は無くなりました。
また、試験についても詳しく書かれていますし、オススメのテキストや講座も紹介されているので、どうやって進めようか決めかねている人はとても参考になると思います。
あとは、ログインして受験日を登録していくと、つねに受験日と残り日数が表示されます。
ちなみに、僕の受験を入力してみると、今日の時点であと76日でした。
少し先の話を思っていましたが、改めてカウントダウンされると差し迫ってる感じがしますね。
まとめ
ITパスポートは、社会人なら誰でも勉強する価値のある内容で、国家資格です。
IT関連の専門職じゃなくても、自己流で解決していた人が勉強しなおすメリットは大きいです。
教科書は最新のものがオススメです。過去問はネットで使えますので大いに利用させてもらいましょう。
この時点では、まだ教科書を1冊買っただけで、まったく勉強していません。さて、当日まで勉強の様子を実況しながら、頑張りたいと思います。
この記事を書いた人
長岡慶一郎。札幌出身。システム開発、寺院仏具の仕事などを経験。合同会社長岡念珠店を経営。販売だけでなく、数珠の作り方や知識に関するオンラインスクールの運営中。現在は、経営ノウハウを生かし、スモールビジネス向けのコンテンツを発信、起業・副業したい人のための個人向けコーチングにも注力している。2022年より「まなびライフオンライン講座」もサービス開始。
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